ながい接骨院 院長 http://www.nagai-bsc.com/
目黒区青葉台1-30-11-10F 03-5725-8108
日本体育大学体育学部卒 日体柔整専門学校卒
柔道整復師
日本体育協会公認アスレティックトレーナー
JOCオリンピック強化スタッフ(医科学)
日本代表U-24 ハンドボールチーム
日本体育大学ハンドボール部トレーナー
関節や筋の働きを正確に知っていれば、良い姿勢を作ること・ダイエット・痛みを取ること・・・自由自在に何でも出来ます。
たとえば背中やお腹周りのぜい肉は、その周囲の筋・関節運動が十分に行えていないためにつきます。
腰痛や肩こりの原因もそれらの筋・関節運動に関連して起こります。
では、それを向上させるためにはどうしたらよいのか?
皆さんも経験があると思いますが、「腹筋と背筋をバランス良く鍛えなさい」とクライアントに対して指導したり、逆に病院や接骨院などで言われたことはありませんか?
実際、ご自分でやってみてもほとんどの方がうまくいきません。
誰でも知っていることなのですが、方法がよくわからない・・・
これが現状です。
ただ単にトレーニングを行うことは、かえって状況を悪化させてしまうこともあります。
今この場で、腕を胸の前で交差して腹筋をしてみてください。
出来れば、鏡の前がいいでしょう。
起き上がるときの顔の向きを見ればわかると思いますが、回数をこなしていくうちに段々つらくなってきて体がよじれてしまうことに気づくはずです。
これは左右対称のバランスの良いトレーニングではありません。
腹筋を使わなくてはいけない場面で、他の筋肉を使ったり、片側だけの腹筋を使ったり・・・
これでは腰痛をなくすどころか、関節に対して捻れの力が今まで以上に加わり炎症や痛みを強くするばかりです。もちろん体のゆがみを治す事なんて毎日1000回やっても無駄なことです。
しかし、正確なチェックの方法・エクササイズを、たった一つずつ知っているだけでビックリするぐらいの効果がその場で現れます。
私の今回の講義は、私が日頃行っているSymmetry exercise (シンメトリーエクササイズ)がベースになっています。と言ってもエクササイズ自体は目新しいものではありません。
日頃気づかない体の歪みは、左右非対称の筋肉の働きによって起こります。
脳は、この状態を「正常」と勘違いすることで「悪い姿勢」が続きます。
脳の勘違いを正すためには、正しい動きを反復して行い「良い姿勢」を体と脳に覚えこませることがSymmetry Exerciseの特徴です。
Symmetry=左右対称
脳は、いつもと違う状況に敏感に反応します。これが悪い姿勢からの脱却にはとても重要です。新たに正しい動きを脳が覚えやすくなるからです。
これは日頃皆さんが行っている施術にも置き換えることが出来ます。
今講義では、Symmetry Exerciseのエクササイズ方法をご紹介するのではなく、どうすればこの関節運動が正常に働くようになるのか?という機能解剖学、運動学(バイオメカニクス)、生理学の観点からみたSymmetry Exerciseの理論が中心となります。
理論と言っても、文字ばかりの資料にかじりついた講義ではなく、実際に皆さんに「体の不思議」を体感していただきながら進めていきます。
もちろん皆さんが日頃抱えている疑問にも沿って、分かりやすい事例・凡例をもとにお話しさせていただきます。
今までの知識を整理して、楽しくスキルアップしましょう。
平成23年9月吉日 永井正之
2014年8月9日
2014年11月1~2日 ハワイ大学人体解剖実習開催決定しました